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2019
日 付 分 類 内 容
2018.02.19 レンタル
火曜日はレンタル旧作50円。

KaBoS+GEO各店(あざみ野店・勝山店を除く)では、毎週火曜日、レンタル旧作7泊8日、50円(税別)セール実施中です。

また、SuperKaBoS+GEO鯖江店と武生店では、同時に毎週火曜日「元気ミドルキャンペーン」(50歳以上の会員の方を対象)として、準新作半額セールも行っています。

この機会に、見逃したタイトルを探してみられてはいかがでしょうか!
2018.02.17 店舗
毎月8の付く日は、古書全品20%OFF。【SuperKaBoSワッセ店】

SuperKaBoSワッセ店の古書センターでは、毎月8の付く日には、古書全品20%オフで販売しております。

一部対象外商品もございますが、ほぼすべての店頭にある古書を20%オフとしております。
掘り出し物を探すチャンスです、いかがでしょうか?ご来店をお待ちしています。

また、ワッセ店では、本の買取もしています。
店頭へお気軽にお持ちくださいませ。量が多い場合は、お電話頂ければ係りがお伺いいたします。
TEL0776-33-5234まで。

ワッセ店 大坂
2018.02.15 つぶやき
【『羊と鋼の森』 文庫版 発売!!】本店
『羊と鋼の森』 宮下奈都著、文春文庫、702円、9784167910105

宮下奈都さんの本屋大賞受賞作『羊と鋼の森』の文庫版がついに発売になりました!

初めて読んだ時の、冒頭から一気に引き込まれる感覚も、読み進めるうちに心と身体にまで物語がしみわたる感覚も、すごく鮮明に覚えています。
前を向いて進んでいる時にも、ちょっと立ち止まってしまった時にも、これから歩み出す時にも、きっとその時の心に寄り添ってくれるような作品だと思います。

単行本で既に読んだという方も、大切な方への贈り物にいかがでしょうか?
文庫版のカバーデザインも、かわいくてやさしい雰囲気で素敵です。

売場担当者が心からおすすめいたします。
この作品がたくさんの人の心に広がりますように、そう願っています。

また、文庫版『羊と鋼の森』の発売にあわせて、文春文庫「大切な人へ贈る本」フェアを開催中です。
5作品に宮下奈都さんのおすすめコメントPOPが付いていますので、こちらもぜひご覧ください。

本店 樋口
2018.02.11 つぶやき
歴史への招待 86) うつろ屋軍師
丹羽長秀が家臣、江口三郎右衛門正吉(まさよし)。人は彼のことを「空論屋三右(うつろやさんえ)」と言う。

信長の紀伊雑賀攻めでは、十万もの大軍でも攻めあぐねていた中野城で、一番槍の功名をあげるほどの武士でありながら、空論癖とも言える想像力と空想力が有り過ぎて、人からは妄想家と見られてしまう欠点がある。
しかし、主君長秀は正吉に期待するところが大きく、二十歳そこそこの正吉を若狭国吉城代に据えた。大抜擢である。

天正十年(1582)本能寺の変の後、清須会議を前にした秀吉が、佐和山城に長秀を訪ねてきた。
織田家の後継者、ひいては天下人を決める会議を有利に運ぶため、秀吉は事前の打ち合わせに訪れたのだった。
このとき同席を許されたことにより、秀吉を身近に知る身となる。
その後、秀吉と勝家の対決前には、密かに秀吉と二人だけの軍議に参加し、我知らず秀吉に賤ヶ岳勝利の構想を示唆していた。

勝家を倒した秀吉は、自身を一貫して支持し続けた長秀に報いるため越前、若狭一国、加賀半国、近江の二郡あわせて百二十三万石を与えた。
しかし長秀は、大封を得ても喜びより憂いが深く、後の災いを予見しながら世を去る。

長秀が亡くなると、嫡男の長重(ながしげ)が後を継いだが、長秀の予見通り京師近隣に大封を持つ丹羽家の存続を秀吉は許さなかった。
謀反の言いがかりをつけ改易にされるところ、正吉らの果断な処置により改易は免れたが若狭一国十五万石に落とされ、さらに九州征伐では活躍の場を与えられない中、先代に比べ働きが悪いと、加賀松任四万石に再度減封される。

度重なる大減封で、多くの家臣が丹羽家を去ったが、残った正吉ら家臣と長重との距離は縮まり、正吉は筆頭家老として空論(うつろ)を藩の政に生かせる立場に立った。
まず藩を挙げて取り組んだのは、先代が遺してくれた職人集団による手取川支流の治水工事。
技術力の高さを秀吉に認めさせ、売り込むためだった。

秀吉の北条征伐に従軍した丹羽軍には、多数の木工、石工を帯同していた。
箱根山中城攻めで、抜け駆けの功名を挙げた正吉は、褒美のかわりに付城の石垣工事を引き受けた。手取川の治水にはじまる遠大な空論(うつろ)は、正吉ら丹羽家家臣団の活躍で、加賀小松十二万五千石への加増となって結実した。

その後も、紆余曲折する丹羽家。そこに後悔はない。損得ではなく、先代長秀の志を継いで、真の武士として生きると決めたのだから・・・。

「うつろ屋軍師」箕輪 諒著 祥伝社文庫 978439634387

橋本
2018.02.01 つぶやき
歴史への招待 85) 雪に咲く
小栗美作(みまさか)は、寛永3年(1626)越後高田松平家の筆頭家老の嫡男として生まれた。

越後高田藩は、元は越前松平家68万石の惣領筋で、二代目忠直の不行跡からの改易で26万石に減らされ、高田へ転封されていた。
禄高を旧に復すには、開墾しかないと藩をあげて新田開発に取り組んでいた頃、藩主光長の父忠直が配流先の大分豊後で没すると、異母弟妹3人、市正(いちのかみ)、大蔵(おおくら)、お閑が高田へ引取られてきた。

お閑に一目ぼれした美作は、三弟妹初お目見えの席で、お閑を嫁にと光長に申し出て許しを得てしまう。
普段は控えめな美作だが、肝心のことには果断に対処する。
大地震で、父を亡くし、城だけでなく城下も壊滅した高田藩を復興させたのは、美作や同じ父の家老職を継いだ幼馴染の荻田本繁(もとしげ)らの若い世代の行動力と発想力だった。

次々と改革の矢を放ち、見事に高田を復興させ、さらに発展させることが出来たのは、一つには幕閣の大老酒井雅楽頭との太い絆から五万両もの大金を幕府に出させることができたことと、若手の下級藩士を多数登用し藩政改革を行ったことにあった。

しかし、藩政改革と高田の街の振興は、一方では譜代の上級藩士の反発を招く結果となった。
藩の財政改革のための知行制から蔵米制への変更も、余得がなくなる大身の者ほど不評だった。

そこへさらに追い打ちとなったのが、藩主光長の継嗣、綱賢(つなかた)が四十二歳の壮年で亡くなってしまったことだ。
綱賢には子がない。光長の異母弟市正はすでに亡く、市正の子、万徳丸十三歳と、市正の弟、大蔵四十三歳が世継候補となった。

血筋から万徳丸を押す美作。藩主光長の絶大な信頼を得ている美作の推挙により、万徳丸は継嗣と定められ一件落着かと思いきや。
大蔵と譜代家臣の不平分子が徒党を組み「御為方」と称し、美作ら改革の主流派を「逆意方」と呼び対立を深めていく。
これが越後騒動のはじまりである。

争いの元は、私利私欲による不満である。誹謗中傷が高じて、徒党による一揆に発展する。
しかし、高田藩の本当の悲劇は、後に綱吉が将軍となることにあるのだが・・・。


「雪に咲く」村木 嵐著 PHP文芸文庫 978456976798

橋本