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K-ボイス

【心からご紹介したい1冊『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』】 【本店】

2019/06/24 17:02

きっかけがなければ、ほとんどの人が手にとらない本かもしれません。でもこの本を埋もれさせたくありません。たくさんの人に届けたいです。
登場人物は、イギリスで暮らす著者のブレイディみかこさんと、アイルランド人のパートナーとその息子さん。小学校で生徒会長をしていたような「いい子」の息子さんが、荒れていたことで有名な元・底辺中学校に通い始めたところ、様々な壁にぶつかっていく・・・その様子を書いたエッセイです。舞台はイギリス、扱われているテーマは人種やジェンダー・貧富の格差などです。
この本を読んで、世界の見え方が変わりました。「世界」というのは遠い国のことではなくて、自分の目の前にある「日常」のことです。読み終わってまわりを見渡せば、世界に虹がかかっているように見えるほど、すごく清々しくて幸せで、前向きな気持ちになれました。一人の人の中にもいろんな色があるし、世界の中にもいろんな色がある。それってまるで虹のようで、それってすごく美しい。
読書というのは、読んだ人だけの、その人個人の体験だと思っていました。でも、この本はきっと、読んだ人の心から、読んでいない人の心にも届くかもしれない1冊です。世界に、日常に、たくさんの虹がかかれば幸せだと思いながら、この本を届けます。ぜひ手に取って読んでみてください。

本店 樋口

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ著、新潮社、9784103526810

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