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【おすすめCDアルバム】SuperKaBoSワッセ店

2017/07/24 8:44:

「欅坂46/真っ白なものは汚したくなる」

シングル「サイレントマジョリティー」からデビューし、
デビュー作からヒット曲連続の欅坂46の
ファーストアルバムが発売しました。

曲だけでなくダンスもとても魅力的です♪
かわいさとかっこよさの両方も持った
これからの彼女たちに期待です!


ワッセ店 高岡

「夏、石、すっとーん」SuperKaBoS新二の宮店

2017/07/24 8:42:

毎日驚くほどの暑さですが、いっそ出かけてみませんか?
夏は石採集、化石採集の季節です。

本を片手にいしころ探しに行っても楽しいと思います。
恐竜博物館に行く前に本を見て予習しましょう。

いっしょに夏らしく涼しげな本もありますよ〜。


新二の宮店 越出

歴史への招待 66) 群青のとき

2017/07/21 5:24:

阿部正弘。備後福山藩7代藩主。
将軍家慶から家定にかけて老中、老中首座を務め、安政の改革に取り組んだ。

父正精(まさきよ)の六男として江戸に生まれる。幼い頃から才気煥発、怜悧なる子との評判が高く、兄正寧(まさやす)が蒲柳の質であったため、兄の養嗣子となり阿部家を継ぐ。

二十歳で、幕府重臣への登竜門、奏者番に。二十二歳で寺社奉行と異例の昇進。
当時、将軍家慶の信頼を一手に集めて天保の改革に邁進する水野忠邦に見込まれての登用だった。
矢継ぎ早に改革を断行する忠邦は、贅沢奢侈に流れ腐敗を極める大奥粛清に乗り出そうと、正弘に大奥女中たちと僧侶との醜聞を調べさせた。
確証をつかんだ正弘は、大奥総支配姉小路局と対峙するが、大奥との対立を避け、寺社奉行の職務範疇である僧侶側の処罰に止めた。

この処分は忠邦には不満があったが、正弘は大奥の信頼を勝ち得て、忠邦失脚後老中に抜擢される。
忠邦の改革は間違っていたわけではない。忠邦の志は高く、批判に臆することなく立ち向かう信念には畏敬の念をもっていたが、忠邦に賛意を表し庇うことは出来なかった。

保身のためと言われても仕方ない。しかし開幕以来最大の危機に直面したこの時期、開国を求め押し寄せる異国船の外患と、国力を顧みず祖法を盾に取る攘夷派との狭間で、正弘らは苦慮しながらも国の舵取りを放棄することなど出来なかった。

内憂の源、攘夷派の旗頭は、何と言っても水戸の斉昭で多くの親藩・譜代大名や公家の支持を得て、幕政に口出しをしてくる。
未曽有の国難に際し、国論の統一と攘夷の不毛を理解させるため広く外様大名にまで開国・攘夷の是非を問う正弘に、家康以来の国是を盾に理解を示そうとしない。

一方、外患の最たるものは、アメリカのペリー艦隊で、武力をもって強固に開国を迫ってくる。
我が意を通すためなら開戦も辞さないペリーの圧力に抗しきれず、ついに和親条約を締結し開国に至る。
軍事力・経済力ともに、大人と子供ほど開きのある異国相手に、武士の矜持だけで戦いを挑むことは、アヘン戦争の二の舞となることは必至で為政者として出来る選択ではなかった。

正弘は、幕閣の意見を開国で纏め上げ、親藩・譜代大名も開国止む無しに賛同させ、斉昭を孤立させることに成功し、条約締結を成し遂げた。しかし、条約調印式を終えた正弘の思いは、安堵感や達成感とは違う複雑な思いでした。

夜明け前、一瞬だけ空が群青に輝くときがある。その青さは大望を秘めた青だ。
開国の道筋は出来た。しかし、これが終わりではない。新しい我が国の第一歩と言うべきか。
これで良かったのだろうか、自問する正弘の問いに答える人はいない。


「群青のとき」今井絵美子著 角川文庫 978404104922


橋本

【売れてます!!三浦祐太朗 「I’m HOME」】

2017/07/13 8:01:

シンガーソングライター三浦祐太朗のカバーアルバム 「I’m HOME」が絶賛発売中です!
アーティスト活動10周年の節目の年に、母・山口百恵のヒット曲の数々をカバーした話題作。
山口百恵ファンの方にもぜひ聞いていただきたい1枚です!

KaBoSベル店

【宮下奈都さんの『神さまたちの遊ぶ庭』が文庫になりました!!】

2017/07/11 15:28

『神さまたちの遊ぶ庭』、宮下奈都、光文社文庫、9784334775056

北海道のトムラウシという、大自然に囲まれた地域に、福井から1年間移住した宮下さん一家。その1年間の暮しを記録したエッセイです。
宮下さんの3人の子どもさんが、みんなかわいくて、おもしろい。そんな子どもさんたちの言動にツッこむ宮下さんも、かわいくて、おもしろい。
地域の人たちも、やさしくてあたたかくて、おもしろい。(特に校長先生の、はしゃぎっぷりが好き!!)
ここまでの紹介で、「おもしろい」という言葉を3回も書きましたが、とにかくおもしろくて笑えるエッセイなのです。
めずらしい黒鳥のところとか、木の幹に抱きつく校長先生のところとか、他にもたくさん・・・何度読んでも噴き出します。
読んでいると、宮下さん一家と地域の人たちの笑顔が目に浮かんできて、こちらまですごく楽しくなってきます。

でもただ笑えるだけじゃありません。
このエッセイは、宮下さんが『羊と鋼の森』で本屋大賞を受賞される前に書かれたものなのですが、本屋大賞を受賞された今改めて読むと、思わず涙ぐんでしまうところがあります。
そしてこのトムラウシでの暮らしが、『羊と鋼の森』につながっているんだなぁということが感じられて、心がじわーっとあたたかくなります。

笑って、笑って、時々涙、そしてまた笑顔。思いっきり濃く、思いっきり全力で生活する幸せがたくさん詰まった、何度も読み返したくなる1冊です。

本店 樋口

歴史への招待 65) 敵の名は、宮本武蔵

2017/07/11 5:14:

第157回直木賞候補作の1冊。(7月19日受賞作発表予定)
「敵の名は、宮本武蔵」木下昌輝著 角川書店  978404105080

宮本無二斎。
備前美作、宇喜多家重臣・新免家で「美作の狂犬」と呼ばれた武芸者。長刀と十手の変則二刀流の遣い手だ。
無二が新免家を出奔した理由は、主命による、密通した主君の側室と家臣の討伐で、卑怯な闇討ちをして家中にいられなくなったとのこと。

「あの親子は狂っている。」
体は大きいとは言え、十二・三の子供に生死無用の立ち合いをさせると言う。
弁助(武蔵)は狂犬無二の息子らしく瞬時も動ずることなく、鹿島新当流 免許皆伝 有馬喜兵衛の決死の一撃をかわし、喜兵衛の頭を木刀で打ち砕く。
父無二からは、元服を認められ宮本武蔵の名乗りを許される。

その後も武蔵は、生死無用の立ち合いを続けながら京に上り、天下一の吉岡道場、吉岡憲法に立ち合いを挑む。
京都所司代の監視の元、木刀での立ち合いだったが、試合という生易しいものではなかった。
互いの間合いが接した時、憲法の正気が粉々に爆ぜた。
骨を砕く両者の剣戟は、鞭のようにしなり、撲殺可能な斬撃を繰り返す。
気が付けば、憲法の右手の指二本が折れている。左手はほとんど握力がない。
もう一撃が限界だろう。
武蔵の瀑布のような一撃を左の腕で受け、渾身の力で木刀を振り下ろす。

憲法の一撃は武蔵の額を割り血が流れた。「勝負あり、憲法の勝ちだ」誰もがそう思ったとき。
「負けたのは儂だ」この腕では二度と満足に剣は握れん。

武蔵の剣が変わった。
吉岡憲法との立ち合いから、勝つとはどういうことか自問し始めた武蔵。
相手を一撃で屠る炎のような剣戟はなりを潜め、相手の太刀筋をぎりぎりまで堪え、直前でいなし、相手の体勢を崩し、首筋に木刀を優しく添える。
理に適ってはいるが、武蔵の剣ではない。

弟子から知らせを受けた無二は、巌流津田小次郎をかたり、武蔵の絵仲間二人を惨殺する。
津田小次郎とはいったい何者なのか。無二は何故小次郎をかたり、武蔵に小次郎と戦うよう仕向けるのか?
武蔵は豊前の国、舟島(後の巌流島)へと向かう。
小次郎と対峙する武蔵。戦いの結末は、武蔵と無二斎親子、小次郎の関係を解き明かす。


橋本

【湊かなえ先生サイン会】 SuperKaBoS新二の宮店

2017/07/10 18:41

7月9日(日)14:00より開催いたしました、湊かなえ先生サイン会に約100名のお客様にお越し頂き、本当にありがとうございました。

当日は、湊かなえ先生とお客様が、直接お話され、途中お客様が感激して泣き出す 一幕などもありました。短い時間でしたが、楽しいひと時をお過ごし頂けたかと思います。

小柄な先生はお人柄が非常に気さくな方で「サイン会前はいつも緊張します。」と意外な一面も見られました。

そして、お客様にお待ち頂く間、飽きないようにと「湊かなえのアナログブログ」と言うチラシ配布したり、当日、サイン会に来て頂いた方の特典として、ミニファイルとシールをお付けしたりと色々とお気遣いをされる方でした。

お蔭様でサイン会を大々盛況のうちに終了致しました。改めて御礼申し上げます。

新二の宮店

歴史への招待 64) 会津執権の栄誉

2017/07/01 5:21:

第157回直木賞候補作の1冊。(7月19日受賞作発表予定)
「会津執権の栄誉」佐藤巌太郎著 文藝春秋 978416390635

会津、葦名氏は桓武平氏の相模三浦氏から興った氏族であり、会津守護を称し戦国期には伊達氏と並ぶ奥州の有力大名となる。
16代当主、盛氏の頃最盛期を迎えるが、一族の猪苗代氏など家臣の統制に苦慮し、晩年には後継問題も発生し盛氏の死後、二階堂氏の人質であった盛隆を婿養子にせざるを得なかった。

その盛隆が家臣に暗殺され、その遺児も夭折し、またしても他家から養子を受け入れることに。
家中は、伊達正宗の弟小次郎か、佐竹義重の次男義広かで揉めに揉めた末、義広を迎え入れたが、家中には拭いきれない大きな亀裂を生んでしまった。
さらに、わずか十二歳の少年ゆえ飾りと思っていた義広を、補佐するとの名目で佐竹家から乗り込んできた家老たちに問題があった。
大縄讃岐ら、佐竹家から来た家老が、葦名家家臣団を仕切ろうとし、譜代の重臣たちと軋轢を生んでしまったのだ。

物語は、葦名家筆頭家老、金上盛備(もりはる)の命を受け、葦名家一族の重臣猪苗代(弾正)盛国を懐柔に向った富田隆実(たかざね)が、弾正盛国の説得に成功し黒川城下に戻る場面から展開する。

城下に戻ると、金上盛備からの書状が。
「猪苗代左馬介、謀叛の恐れあり」。なんと言うことか、左馬介は弾正盛国の嫡男ではないか!
昨日の話し合いは何だったのか?我は道化を演じさせられたのか。

伊達の調略を疑う盛備は、隆実に調査を命ずる。
噂では、内通の見返りに猪苗代湖の領地を離れ、遠く米沢近郊の新領地を知行すると言う。
しかし、左馬介の身辺を調べると、左馬介は屋敷を修復中で外壁には腐食防止として柿渋を塗っていたという。
隆実は確信を持って左馬介の裏切りはないと報告する。葦名を裏切り他家へ出奔する者が家を修復するはずがない。

半月後、左馬介が父盛国の館を襲う。
やはり葦名を裏切ったのか。急遽開かれた城での評定では、左馬介討伐が議題に上る。
しかし、詳しく調べるほど不可解なことが。
盛国の館を襲う時、左馬介は鉄砲を使用しなかった。50丁もの鉄砲を持つ者が、鉄砲を使わず一旦占拠した館を奪い返されている。何故か? 葦名の掟、「鉄砲を使った私闘は、是非によらず重罪とする」に思い当たる。
伊達へ内通する者が、葦名の掟を守るはずがない。
左馬介と盛国の間には、家督をめぐる争いがあったのだ。

盛国は、鉄砲を使ったことで叱責を受けても悔い改める風もなく、不敵な笑いを残して退いた。

翌年の夏、伊達との仲が風雲急を告げる中、弾正盛国の裏切りが発覚する。
あの笑いは、裏切りが前提だったのだ。弾正の笑い声が頭の中に響く。
他の者が新たな道を進むことを責める資格はない。しかし決して赦しはしない、笑いに込められた不純なものを。その命で贖ってもらおう。

葦名と伊達。雌雄を決する闘いの火蓋が、今まさに切られようとしている。


橋本

歴史への招待 63) 将門(まさかど)

2017/06/21 6:03:

桓武平氏の祖、高望王は将門の祖父にあたる。
臣に下ったとはいえ皇族に連なる高望一族は、坂東に根を張り、広大な地域を支配する貴族だった。
一族の集まりで、鎮守府将軍として陸奥に赴き、蝦夷と対峙する父、良持(よしもち)を見下し揶揄する伯父たちに怨嗟のまなざしを向ける少年が将門だった。

伯父たちに怒りの言葉をぶつける将門、息子を制止し叩きのめす良持。場が騒然とする中、高望は少年二人を前にして
長男国香の嫡子良盛には「我が一族の繁栄の礎となる」と予言めいた言葉を発する。
一方将門には、逡巡の後、
「やがて帝をも超える、真の王になる」。 言った途端、高望は崩れ落ちるように倒れた。

父良持が陸奥の任地で、病に倒れ亡くなると、伯父達は将門が幼いゆえ管理・監督のためとの名目で父の所領を簒奪した。
不満ながらも、どうすることも出来ない将門は、良盛の後を追い都へ。
祖父の予言に縛られる良盛は、貴族として出世を目指し、将門にも平氏の隆盛のため共に歩もうと熱く語る。

それから十年以上の歳月が流れると二人の境遇には大きな差が出来てしまった。
漢籍や和歌に明るく公家受けのよい良盛は、左馬介となり屋敷を構えるまでになるが、処世術も知らず、坂東の気風の抜けない将門は、何の官職にもつけないまま藤原忠平の家人止まり。

止める良盛を振り切り、坂東に戻った将門。
家族や以前の家臣達が暖かく迎えてくれる。都とは違い人も自然も故郷の温もりが懐かしい。

ある日、遠駆に出かけて見初めた少女を、本能の赴くまま連れ帰って妻とした。
本人も望んだ事とはいえ、娘奈美には親の決めた相手がいた。
前常陸大掾(ひたちのだいじょう)源護の長子扶(たすく)の許嫁を奪った将門。しかも奈美は伯父良兼の娘だった。
伯父達の奪った土地を無理やり取り戻したことと相まって、将門は坂東の有力者をすべて敵に回すことに。

一門の平真樹と源護との土地争いの調停に乗り出した将門を迎えたのは、将門を憎む扶ら源護の息子達。話し合いを求めてきたはずが、弓矢の応酬となり、息子達を討ち果たしてしまう。
平家の棟梁でもある良盛の父国香に事の是非を問うつもりで国香の屋敷に向かうと、国香は甥の将門に討たれることを恐れ自害してしまう。

将門から戦を望んだ訳ではないが、一門の争いは、取り返しがつかないところまで行ってしまい、良盛や伯父良兼との争いは、坂東の国人を巻き込んだ争いに発展していく。
良兼ら既存の冠位官職に胡坐をかく有力国人と圧政と搾取に苦しむ下級武士との対立は、将門を中心に渦をなし、坂東一円に広まっていく。

将門は、三十年前の祖父高望の言葉を思い出していた。
「真の王」。意味が解らず、気に留めていたわけでもないあの言葉の意味が、今なら解る。
「民から多くのものを奪い、都でわが世の春を謳歌する公家などいらない」
坂東を制し、京へ。新皇となって民のための国を築くのだ。



「将門」矢野隆著 PHP文芸文庫 978456976578


橋本

歴史新刊「江戸始図でわかった江戸城の真実」

2017/06/15 21:11

「江戸始図でわかった江戸城の真実」 千田嘉博、森岡知範著 宝島社新書978480027129

徳川家康が築城した江戸城は、いくたびもの改築や焼失によって、その本当の姿は、はっきりしていなかった。
しかし、2017年松江市が発表した「江戸始図」によって、その姿がより鮮明に浮かび上がってきた。「江戸始図」とは、家康築城当時の江戸城の絵図であり、江戸城が権威の象徴と言うだけでなく、強力な要塞機能を備えていたことがわかった。

最新の研究を元に、江戸城と江戸の都市の歴史について解説した本書。
城郭ファンだけに止まらず、歴史好きにはたまらない1冊です。