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歴史新刊「江戸始図でわかった江戸城の真実」

2017/06/15 21:11

「江戸始図でわかった江戸城の真実」 千田嘉博、森岡知範著 宝島社新書978480027129

徳川家康が築城した江戸城は、いくたびもの改築や焼失によって、その本当の姿は、はっきりしていなかった。
しかし、2017年松江市が発表した「江戸始図」によって、その姿がより鮮明に浮かび上がってきた。「江戸始図」とは、家康築城当時の江戸城の絵図であり、江戸城が権威の象徴と言うだけでなく、強力な要塞機能を備えていたことがわかった。

最新の研究を元に、江戸城と江戸の都市の歴史について解説した本書。
城郭ファンだけに止まらず、歴史好きにはたまらない1冊です。

歴史新刊「岳飛伝」

2016/11/23 19:34

「岳飛伝」一巻 三霊の章 北方謙三著 集英社文庫978408745511

武人の誇り、人としての信義…。
それぞれの生と死に決着をつける、人生の物語。
岳飛の剣を吹き飛ばした若い男は、「子供か」と言った。これが楊令との屈辱的な出会いだった――南宋の宰相・秦檜の元で軍閥になった岳飛。金国との戦い方をめぐって、秦檜と対立を深め、絶体絶命の危機に陥るが、ある者たちが動き……。一方、梁山泊を離れ、南方に新天地「小梁山」を切り拓いた者たちは、甘蔗を栽培し、生活を営み始める。老いてなお強烈な個性を発揮する旧世代と力強く時代を創る新世代。いくつもの人生が交錯する最新シリーズ。

歴史新刊「戦国北条記」

2016/11/23 19:33

「戦国北条記」伊東潤著 PHP文芸文庫978456976642

北条五代を「合戦」と「外交」を軸に読み解くことで、関東における戦国百年の実相が見えてくる! 伊勢盛時(のちの北条早雲)による伊豆平定から、小田原で豊臣秀吉に屈するまでの興亡の歴史を、最新の研究成果を盛り込みドラマチックに描く。従来の北条氏のイメージを一新させる戦国ファン必読のノンフィクション。

 『実録 戦国北条記』を改題

歴史新刊「天子蒙塵」

2016/11/13 17:12

「天子蒙塵」一巻 浅田次郎著 講談社 978406220194

1924年、クーデターにより紫禁城を追われた溥儀とその家族。生家に逃げ込むもさらなる危険が迫り、皇帝は極秘に脱出する。

ラストエンペラーの立場を利用しようとさまざまな思惑が渦巻くなか、日本の庇護下におかれ北京から天津へ。
王朝再興を夢見る溥儀。イギリス亡命を望む正妃・婉容。そして側妃・文繍は「自由」を選んだ。
史上初めて中華皇帝と離婚した文繍。その裏にはいかなるドラマがあったのか…。
累計500万部突破の国民的大ベストセラー「蒼穹の昴」シリーズ第5部スタート。

序章は、満州軍閥張作霖の息子、張学良が故国を追われヨーロッパへ旅立つ船中から始まる。
二人の天子はこの後、塵をかぶって逃げ惑う。

歴史新刊「天地雷動」

2016/11/13 8:56:

「天地雷動」伊東潤著 角川文庫 978404104939

戦国最強を謳われた武田軍団も、信玄の死により激震を迎えていた。
勝頼と信玄家臣団との確執。父信玄の果たせなかった夢を自分が叶えるためにも、家臣団を統率するためにも勝頼は勝たねばならなかった。

そんな武田家内紛を見透かした信長は、空前の戦法で武田軍を粉砕しようと秀吉に3000丁の鉄砲調達を命ずる。

一方の家康は、この機に三方が原の汚名を払拭し、生き残りを図るため虎視眈々と武田領を浸食する。

男たちの思いは、やがて長篠の地に集結し、一大決戦を引き起こす。
戦国の大転換点「長篠の戦い」を、息も付かせぬ臨場感で描ききる。

歴史新刊「武士の職分」

2016/11/03 19:13

「武士の職分 江戸役人物語」上田秀人著 角川文庫 978404102623


「奥右筆秘帳」「闕所物奉行 裏帳合」「表御番医師診療禄」など、私たちに馴染みの薄い役職を取り上げて数々の作品を著している上田秀人氏。

本著は、世襲を旨とする幕府が唯一実力主義を徹底した「表御番医師」、大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた「奥右筆」、大名・旗本いや最高権力者老中であろうと告発できた「目付」、将軍の身の回りの世話役ながら、人も羨む出世も出来た「小納戸」の四役を取り上げています。

役職の日常を紹介しながら、役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を、新たな筆致で描く渾身の描き下ろしです。

歴史新刊「三日月の花」渡り奉公人 渡辺勘兵衛

2016/11/02 19:52

「三日月の花」渡り奉公人 渡辺勘兵衛 中路啓太著 中公文庫 978412206299

「獅子は死せず」「うつけの采配」でお馴染みの、中路啓太氏の文庫新刊。
単行本では「恥も外聞もなく売名す」でしたが文庫化に伴い改題です。

次々と仕官先を変え、天下に武名を轟かせた渡り奉公人 勘兵衛。
権力に媚びず、世の常識にも抗って、胸中の「花の声」だけを頼りに乱世を生き抜く。

関ケ原以後、藤堂高虎に仕えるが、家中の譜代派との対立から、高虎に疎んじられるようになる。
大坂夏の陣では、高虎の制止も聞かず、自慢の槍で大敵に立ち向かい、華々しい活躍をみせ、家康・秀忠をはじめ大名衆より賞賛を浴びる。が…。

歴史新刊「魂の沃野」上・下

2016/10/30 9:11:

「魂の沃野」北方謙三著 中央公論新社
 上 978412004888
 下 978412004889

加賀の地侍、風谷小十郎は、守護富樫正親や本願寺蓮如との奇縁から、守護正親に与党し、正親の弟幸千代一派と戦い勝利する。
その後正親は、年貢を半減するなど門徒の慰撫に尽力するが、本願寺派は、その分寄進を強めさせ、守護と本願寺派の対立は深まる。
業を煮やした正親は、門徒の弾圧に乗り出すが、小十郎は風谷党を守る為、止む無く正親と戦いこれを倒す。
これにより加賀は、以後90年一向一揆の支配する「百姓の持ちたる国」となる。

また、この本の表紙は石川県珠洲市出身の有名な挿絵画家 西のぼる氏が描いています。
(昨年、金沢市で開催されて好評だった読売新聞掲載時の挿絵は残念ながら、単行本には収録されていません)

歴史新刊「考証 風流大名列伝」

2016/10/29 11:59

「考証 風流大名列伝」稲垣史生著 立東舎文庫 978484562867

徳川光圀から幕末の名君島津斉彬、安政の大獄・桜田門外の変で有名な井伊直助など17人の大名の半生を、ときにユーモラスに、ときに冷徹に描いた歴史エッセイ集の復刊です。

諸大名の知られざるエピソードを多数紹介。江戸幕府下の殿様たちがいかにして風流を貫いたか、あるいは敗れ去ったのか。

特に注目は、八代将軍吉宗の治世、質素・倹約を旨とする幕命に抗して、どえりゃあ傾奇者、ど派手なお殿様、尾州徳川家七代藩主徳川宗春です。

江戸(中央)に抗した殿様は、現代でも慕われているようですね。名古屋のポストの上には、宗春さんがいらっしゃいます。