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2017/10/18 17:04 【手作り缶バッジをつくろう】SuperKaBoS新二の宮店

10月21(土)、22(日)の2日間、14時から17時まで
オリジナル缶バッジのワークショップを開催いたします。
ぬりえ用紙にすきな色を塗って手作りの缶バッジを作りましょう。
参加費100円でどなたさまもご参加いただけます。
親子連れから大きいお友達も大歓迎です。
SuperKaBoS新二の宮店入り口にてお待ちしております。

2017/10/11 17:52 【おすすめの本】KaBoS宮前平店

「自閉症の僕が跳びはねる理由」 東田直樹著 角川文庫 9784044001506

皆さんは町や電車で奇声を発する自閉症の人を見た時に、どのような行動を取るでしょうか。見て見ぬふりをしますか、それとも気になってじろじろと見てしまいますか、若しくはその両方かもしれません。では、自閉症の人が叫んでいる時に何を思っているか、考えたことはあるでしょうか?その答えがこの本の中にあります。

著者の東田直樹は会話をすることすら難しいほど重度の自閉症者です。しかし、彼は文字盤やパソコンを使って自分の考えを表現することが出来ます。そうして著されたこの本には、健常者には想像もつかない自閉症者の考え方や感じ方が綴られています。

本文の殆どは、よくある質問に対する筆者の答えを記したQ&A方式で進んでいきます。ここでは「なぜ大きな声を出すのか」「なぜじっと出来ないのか」「自閉症についてどう思うか」といった、よくある簡単な質問が挙げられています。それに対する筆者の答えは健常者の考えとは大きく違います。ですが、一部の回答に共感を覚える方もいるかもしれません。また所々に挟まれる、著者の小説などからも自閉症者の持つ孤独と苦労を感じることが出来ます。

著者は自閉症者を文明というものを失った人たちだと述べています。皆様の身の回りにも多くの自閉症者が生活をしています。この本を読んで自閉症者の主張や考えを知ることが出来れば、これから自閉症と出会ったとき、違う見方ができるのではないでしょうか。現在角川文庫から、東田直樹の本が3冊発行されています。当店にもまだ在庫がございますので、ご来店の際は是非お手にとってみて下さい。

2017/10/11 6:09: 歴史への招待 74) 最低の軍師

その城は臼井城(うすいじょう)と言う。
下総国(千葉県北部)の中部に位置し、陸路は下総道の街道沿いで、水路では印旛沼から霞ケ浦、手賀沼に通じ、水陸共に交通の要の位置にあった。
臼井城城主は、原上総介胤貞(たねさだ)。北条家傘下の国衆(国人、在地領主)である。

永禄八年(1565)十一月、上杉輝虎(謙信)は、逆賊北条を打ち倒し関東を解放するとの義を掲げ、三国峠を越え関東になだれ込んだ。

北条家家臣、松田孫太郎は、配下の兵250を率いて援軍に赴いたが、あまりに少ない援軍に原家からは難色を示され、軍師を帯同しない援軍は不要と受け入れを断られそうになる。
胤貞らは、あわよくば上杉方への寝返りも視野に入れていたのだ。

止む無く、孫太郎は、道中で出会った易者(白井浄三入道)を軍師に仕立て上げ、軍評定に臨んだ。
臼井城は、周囲が平地で防禦にはむかない城で、しかもその軍勢は、近隣からの援軍を含めて二千余。一方の上杉方は、北関東の反北条勢力をを合わせて、その数は優に二、三万。全軍が臼井に向けられないとは言え、敵は少なくとも六、七千は下らないだろう。

誰が見ても不利な戦いとなることは必定。戦の鉄則から言えば、より防禦力の高い、近隣の千葉氏の居城佐倉城に一旦退き、機会をうかがうのが常套手段と言える。
しかし、原家側は、この提案に猛反発する。
策がある訳ではないが、城を捨てて生き延びるより、どんなに絶望的でも城を守ってあくまで臼井の地で戦うと言う。

城などまた取り戻せばよい。生きていればこそであり、死んでしまえば元も子もない。援軍の孫太郎には原家側の心理が理解できない。
原主従の思いを教えてくれたのは、以外にも浄三だった。
浄三は、冬の間の住まいと食い扶持を求めて、孫太郎の話に乗っただけではないのか。つい先ごろも城から逃げ出そうとしていた浄三は、人が変わったように指図を始める。

孫太郎配下の小田原勢を集めて、何を指示するかと思えば、城下を隈なく歩かせる。さらに走らせる。昼も夜も。
城下の村々からは、肥を集め城内に運び込む。意味はわからないが騙されたと思って従うしかない。詐欺師まがいの易者だと思っていた浄三は、いったい何者なのだ。

孫太郎らが、防備を固めている間にも、上杉勢は着々と北関東の制覇を進め、三月初旬。遂に臼井城に押し寄せてきた。
輝虎の懐刀と言われる河田長親率いる七千。城方の意表を突き、防御の集中する城の南を避け、西を流れる手繰川を渡河し、孫太郎ら小田原勢の籠る仲台砦を襲う。

浄三は、次々と奇策を打ち出し、上杉勢をことごとく退ける。
攻防は、十余日に及び、城方は「もしや勝てるかもしれない」と思いだした頃。上杉方には新たな援軍が。輝虎自身が五千の本隊を率いて駆けつけてきた。
関東領主の寄せ集めとは、まったく違う。足軽に至るまで身じろぎ一つせず、恐ろしいまでに静まりかえる山のような一軍だ。
軍神、毘沙門天の生まれ変わりと称する輝虎率いる上杉本隊は、怒涛の洪水のように城壁を乗り越え、数日のうちに本丸を残すのみとなるほど攻め続ける。

浄三の打った最後の一手は、間に合うのか。
上杉との攻防を左右するその一手とは何か?そもそも浄三入道とは何者なのか?


「最低の軍師」箕輪諒著 祥伝社文庫 978439634354


橋本